現代自動車が2025年に発売予定の大型SUVパリセード・フルチェンジLX3トリムの9人乗りモデルが予想されている。最近の路上走行テストで新型パリセードのスパイショットから新たに確認されたという。パリセード・フルチェンジの姿は、全体的に新型サンタフェと同様のボクシーな外観で、内装まで公開された。
既存の現代パリセードは7〜8人乗りのシートを持っていたが、新型パリセードでは9人乗りトリムが発売されるという見通しだ。起亜のミニバン・カーニバル9人乗りモデルの場合、4列構造になっている。パリセードはカーニバルと異なりボンネットが長く、天井と室内スペースの問題があるため、4列配置は難しいと見られる。もしパリセード9人乗りモデルが発売されるとすれば、3列構造のシート構成になると予想される。
1トントラックやスターリアの一部仕様を見ると、1列目の運転席と助手席の間にシートを装着しているが、これと同じ方式だという。パリセード・フルチェンジの場合、既存モデルよりも車体がさらに大きくなり、変速機もコラム式に変更されるため、可能になると見られる。スターリアの1列目中央シートに乗ってみたが、大人が超短距離乗車は可能だが、長距離走行では非常に不快なシートだ。シートとして認められる最小限のサイズしか提供されないだろう。
パリセードのスパイショットを見ると、2列目は3人乗りで確認され、3列目も3人乗りで中央シートが識別されている。中央シートの後ろにはシートベルトまで装着されているという。
1列目のセンターコンソール部分は迷彩で覆われた状態だが、ヘッドレストと思われるデザインが確認された。
パリセード9人乗りモデルが登場すれば、6人以上乗車する場合、高速道路のバス専用レーンを走行することができる。また、個人事業主が業務用として購入すれば、付加価値税の還付を受けることができる。18歳未満の子供が3人以上いる場合、取得税・登録税の減免特典もある。しかし、現代自動車の公式発表がないため、発売の可否はまだ不明な状況だ。
今回のパリセード・フルチェンジは、ボクシーな正統派SUVデザインと現代自動車最新のデザインが反映されると予想される。独特のヘッドランプとテールランプの構成、さらに大きくなるグリル、より長くなった全長を強調するウィンドウプロファイルなどが適用されると見られる。
内装はパノラマカーブドディスプレイ、ccNCインフォテインメントシステムなど先端仕様が大幅に搭載される予定だ。ホイールベースはさらに長くなり、ゆったりとした室内が期待される。
パワートレインは新たに開発中の2.5リッターガソリンターボハイブリッドが追加され、パリセードハイブリッドが追加される見込みだ。
3.8リッターガソリンは3.5リッターガソリンターボにダウンサイジングされる予定で、2.2リッターディーゼルは排出ガス規制により廃止される可能性もある。新型パリセードの発売は2025年の予定で、今年後半にデザイン公開が予想される。