2022年LAオートショーのプレメディアイベント「オートモビリティLA」で、ヒュンダイのアイオニック6と起亜のセルトスが北米市場に初公開されました。ヒュンダイは、アイオニック5やアイオニック6などの電気自動車に加え、ネクソやコナEVなどの環境に優しい車種のラインナップを展示します。一方、起亜は新型セルトス、EV6 GT、ニーロハイブリッドなど、北米市場向けの戦略モデルを展示する予定です。

ヒュンダイの2番目の専用純電気自動車であり、初のセダン型電気自動車であるアイオニック6は、来年上半期に北米市場で発売される予定です。これにより、現地での電動化リーダーシップをさらに強化する見込みです。アイオニック6は韓国市場では事前予約初日に最多台数の契約を記録し、最近欧州市場でも事前予約初日に完売しました。

アイオニック6は、空気抵抗を最小限に抑える流線型デザインの「エレクトリック・ストリームライナー」を基に、6.2km/kWhの電力消費効率と1回の充電で524km（約326マイル）の走行距離を誇ります。

ヒュンダイはN Vision 74も北米市場で初公開しました。これはバッテリーモーターと水素燃料電池を組み合わせたNブランドの水素ハイブリッド「ローリングラボ」で、長い走行距離と高速充電が特徴です。

起亜は、小型SUV市場に挑戦状を叩きつける新型セルトスを北米で初公開しました。韓国の小型SUV市場で不動の1位を誇るセルトスの商品性を向上させたモデルで、車格に比べて広い室内空間、デザイン、便利な装備、走行性能により、国内市場と海外市場で成功を収めたモデルです。北米市場でも来年上半期の発売が予定されています。

2.0リッターガソリンエンジンと1.6リッターガソリンターボエンジンのトリムがあり、顧客の選択肢が多様化されました。新型8速自動変速機が搭載されています。2.0リッターガソリンエンジンは最高出力147馬力、最大トルク18.3kgf.m（約179Nm）の性能を発揮します。無段変速機IVTが搭載され、変速がスムーズで走行が静かです。

1.6リッターガソリンターボエンジンは最高出力195馬力、最大トルク27.0kgf.m（約265Nm）の性能を発揮します。効率性が高く、ダイナミックな走行性能を備えています。8速自動変速機は高速走行時の静粛性と変速応答性が向上したとのことです。

高性能電気自動車としては、EV6 GTを公開する予定です。E-GMPプラットフォームの電気自動車で、最高出力430kW（585馬力）、最大トルク740Nm（75.5kgf.m）の性能を発揮します。0-100km/h加速は3.5秒に過ぎず、最高速度は260km/h（約162mph）に達します。

GTモードでは、爆発的な加速性能とダイナミックなコーナリングおよび走行性能を発揮できます。モーター、ブレーキ、ステアリング、ダンパー、e-LSDなどが自動的に最適化されます。回生ブレーキの使用を最大化するRBM機能も適用されています。

また、ドリフトモードが適用され、コーナリング時に後輪モーターに最大駆動力を配分し、車両が実際のステアリング目標よりも内側に走行するオーバーステアを誘導するとのことです。コーナー出口では前輪にも駆動力を配分し、後輪のみに駆動力を配分した場合よりも素早くセクションを抜け出すことができるとのことです。

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