BMWの新型5シリーズのフルモデルチェンジG60は、去年7月にロードテストのスパイショットが公開されました。5シリーズは2016年11月に公開された7世代目のG30以来、約6年ぶりの8世代目のフルモデルチェンジです。後輪駆動のCLARモジュラープラットフォームを基盤とし、特殊な軽量素材を使用して強度を高めつつ重量を削減したとのことです。
フロントのキドニーグリルは、X7や7シリーズとは異なり適切なサイズとなっており、エンジェルアイのデイタイムランニングライトとLEDまたはレーザーライトが採用される見込みです。フロントバンパーはMスポーツパッケージの動的なデザインになると予想されます。リアのテールランプは従来よりも薄くなり、左右がコネクテッドテールランプになると予想されます。リアバンパーはデュアルマフラーと共にスポーティな外観になる見込みです。
新型5シリーズのパワートレインには、マイルドハイブリッド(MHEV)のガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、そしてプラグインハイブリッド(PHEV)が採用されます。48Vハイブリッド技術が加わり、2.0リッターガソリンターボと3.0リッターディーゼルターボエンジンに8速ステップトロニック変速機の組み合わせが予想されます。トリムによっては四輪駆動のxDriveが提供される見込みです。5シリーズ初の電気自動車i5も導入される予定です。i5は7シリーズの電気自動車と同じパワートレインが供給されますが、バッテリー容量は縮小される予定です。
BMWは純電気自動車i5と高性能モデルM5も予定しています。BMW i5には70kWhと100kWhの大容量バッテリーが搭載される見込みです。1回の充電でWLTP基準の最大走行距離は373マイル(約600km [約373マイル])が予想されます。M5はV8 4.4リッターツインターボガソリンエンジン、電気モーター、電気バッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)システムを通じて750馬力を発揮するとのことです。BMW 8世代目の新型5シリーズは来年に公開される予定です。
一方、BMWの新型5シリーズの内装も捉えられました。海外メディアのカースクープでは、量産型ヘッドランプが装着されたデイタイムランニングライトのデザインと内装の一部が確認されました。5シリーズの内装は新型7シリーズと類似した形態に見えました。12.3インチのデジタルメーター、14.9インチのカーブドディスプレイが一体化した形状です。特にエアコンや1列目のシートヒーター、ベンチレーション制御機能などはディスプレイに統合され、センターコンソールの構成がより簡潔になりました。