ルノー・コリアは、来る28日に釜山BEXCOで開催される2024釜山モビリティショーでオーロラ1を公開する予定だと発表しました。釜山に大規模な生産工場があるため、より特別な意味があるようです。特に、ブースのテーマを「フランスで生まれ、韓国で作られる」というコンセプトで装飾し、オーロラ1ハイブリッドに大きな注目が集まると予想されています。
ルノー・コリアは、釜山工場に2028年までに1180億ウォン(約93.4百万USD)を投資し、未来車の生産拠点として構築する計画も持っています。今回のルノー・オーロラの成功が、今後のルノー・コリアのビジネスに大きな影響を与えると見られています。
ルノー・コリアの今年の販売量は大きく回復していない状況です。今年1月から5月までの国内販売および輸出量の合計は約3万3千台を記録したとのことです。昨年同期の約5万7千台と比較して約42.4%減少した数字だそうです。今月の生産計画はわずか7千台程度で、問題がさらに深刻化しているように見えます。
これに対し、ルノー・コリアは中型SUVオーロラ1ハイブリッドを皮切りに、国内市場に毎年1台以上の新車を投入し、販売量を増やそうとしています。吉利(ジーリー)あるいはヨーロッパ向け販売モデルを国内市場に投入する見込みです。2025年には準中型電気SUVルノー・セニックE-テックを国内で販売し、オーロラ2クーペモデルを公開する予定だとのことです。
オーロラ1についてさらに詳しく見ると、来る26日から来月10日までオーロラの車体工事を進めるとのことです。2024年7月11日からは国内向け量産を本格的に開始する計画で、一部の量は試験生産中だそうです。
ルノー・オーロラ1は、ルノーグループと中国の吉利自動車が共同開発したハイブリッド(HEV)モデルです。ボルボのCMAプラットフォームをベースに、ルノーのハイブリッド駆動システムを組み合わせて作られたとのことです。業界では、吉利自動車の中国向け中型SUV「星越L」に似ているだろうと言われています。
ルノー・オーロラ1は最近消費者の注目を集めており、CMAプラットフォームをベースにした安全性を強調した新車として期待されています。アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、車線逸脱防止、前方衝突防止、ドライバー注意モニターなどの最新ADAS技術が全トリムに標準装備される見込みで、すべてのドライバーがオーロラ1の安全性と利便性を体感できるようにしたとのことです。
実際、ルノーが公開したブランドリローンチ広告では、星越Lのヘッドランプなどに似た外観の車両が登場しました。ルノー・オーロラ1は、2020年の小型SUVアルカナ(XM3)以来、4年ぶりに釜山工場で生産・発売される新車です。
特に、ソレントやサンタフェのハイブリッドモデルが3,000万ウォン(約23,700USD)後半から始まり5,000万ウォン(約39,500USD)を超えるのに対し、これよりも300万〜500万ウォン(約2,400〜4,000USD)低い価格設定が予想されています。オーロラ1はプロジェクト名であるため、実際のモデル名はQM7ハイブリッドまたは新しい車名が期待されています。