現代自動車と起亜自動車が製造するRVハイブリッド車の国内需要が増加しています。現在、RVハイブリッド車を購入すると、平均で最低5ヶ月以上の納車待ちが必要です。

現代自動車と起亜自動車が全国の支店と代理店に配布した2024年5月の納期表によると、サンタフェハイブリッドは車両の引き渡しまで5〜6ヶ月待つ必要があり、起亜ソレントハイブリッドは7〜8ヶ月の納車待ちとなっています。

現代サンタフェハイブリッドの場合、4月11日以前に購入した消費者は早ければ7月、遅くとも9月に車両を受け取ることができます。現在サンタフェハイブリッドを購入すると、今年末か来年初めに車両を受け取ることになります。

起亜カーニバルの場合、一般型ハイブリッドモデルとハイリムジンハイブリッドモデルに分かれています。カーニバルハイブリッドの新車納車待ちは最低1年以上となっており、カーニバルハイリムジンハイブリッド4人乗りの場合は6ヶ月かかり、7人乗りと9人乗りモデルの場合は最低7ヶ月以上かかることが分かりました。

現代自動車と起亜の販売実績を見ても、RVハイブリッド車の人気が非常に高いことが分かります。昨年第1四半期の国内販売台数は約2万3千台で、このうち68%にあたる約1万5千台がハイブリッド車でした。

起亜ソレントの第1四半期国内販売台数は約2万6千台で、このうちハイブリッドは73%にあたる約1万9千台でした。起亜カーニバルは第1四半期販売台数が約2万2千台で、このうちハイブリッドは53%の約1万2千台でした。

現代自動車によると、先月25日時点で未納車のサンタフェハイブリッドが約1万4千台あったとのことです。これを受けて、現代自動車はハイブリッド車の供給台数を多角化する計画であることが明らかになりました。

蔚山第4工場内の1ライン生産設備工事と米国ジョージア州の環境配慮型工場への投資が、ハイブリッド生産の多角化戦略であると見られます。

一方、電気自動車の需要はハイブリッド車とは異なる傾向を示しています。アイオニック5の場合、待機期間は1ヶ月で、ポーター電気トラックは即納が可能です。起亜のEV9は約5週間です。

このトレンドは現代自動車の新しいハイブリッドシステム開発にまで及んでいます。2.5リッターガソリンターボハイブリッドシステムを開発中で、パリセードのフルモデルチェンジにも搭載される予定です。

新しいパワートレインの開発費は負担になりますが、パリセードやGV80などの人気車種に次世代ハイブリッドシステムを適用して販売台数を伸ばす計画です。

先月、現代自動車の国内販売は不振でしたが、輸出量は増加し、ハイブリッド車の役割が大きかったとのことです。ただし、トヨタも米国市場で第9世代カムリハイブリッド車を低価格で販売し、販売実績を牽引したとのことです。トヨタと現代自動車の間でハイブリッド競争が進むと見られ、起亜もハイブリッド車の需要に対応するため、全体的に生産能力を拡大するとのことです。

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