現代自動車が新型ツーソンを発売した。コンパクトSUVの2024年モデルのフェイスリフト版だ。2020年9月以来の部分改良モデルとなる。新型ツーソンハイブリッドも同時に発売された。現代自動車は新型ツーソンを国内で発売するにあたり、完成度の高いデザインと便利な装備を備え、商品性をさらに向上させたと説明している。
新型ツーソンは5日前に現代モータースタジオでメディアプレビューを行い、ツーソンの基本モデルとツーソンハイブリッド、そしてNラインを展示したという。外観は既存モデルと大きな変化はないようだ。テーマは既存のパラメトリックダイナミクスを継承しつつ、男性的でワイドな姿を強調したという。
ツーソン特有のパラメトリックダイナミクスがデザインされ、男性的でワイドな印象が強調されている。パラメトリックダイナミクスは線と面、角、そして図形が活用され、彫刻のような感じだ。現代自動車は2018年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーを通じてこのデザインを公開し、グランジャー、アバンテなどの主力モデルにもこの手法が適用されたという。
新型ツーソンの前面部はラジエーターグリルと昼間走行灯の役割をするパラメトリックジュエルヒドゥンランプが印象的で、後面部はバンパーモールディングと一体化されたスキッドプレートが横方向に拡大適用され、より広く見える印象がある。
特に新型ツーソンの内部は全体的に空間感を改善しようとした。パノラミックカーブドディスプレイとフローティングコンソールなどが適用され、水平が強調された余裕のある空間感が確保された。
12.3インチのクラスターとインフォテインメントシステムが連結されるパノラミックカーブドディスプレイには次世代インフォテインメントシステムであるナビゲーションコックピットが搭載され、無線ソフトウェアアップデートOTAとBluelinkストリーミングサービスなどが提供される。
ギアはコラムタイプの電子式シフトレバーが搭載され、センタースペースがより広くなった。フローティングコンソール構成により収納性も向上した。その他、スマートフォンワイヤレス充電とカップホルダーが空間活用度が高く配置された。
価格は既存モデルと比較する必要があるが、ガソリン1.6ターボモデルが2771万~3439万ウォン(約25,000~31,000 USD)、ディーゼル2.0モデルは3013万~3681万ウォン(約27,000~33,000 USD)に設定された。人気の新型ツーソンハイブリッドは3213万~3858万ウォン(約29,000~35,000 USD)に設定され、これは税制優遇後の価格である。
新型ツーソンハイブリッドにはe-Motion Driveが搭載された。電動化モーターをベースとし、様々な制御技術を効果的に統合して優れた乗り心地とハンドリングを提供する。
室内ディスプレイにはハイブリッド専用AVNコンテンツが提供され、燃費、エネルギーフロー、ECOドライビングなどのハイブリッド専用の内容を画面で表示する。スマート回生ブレーキモードも提供され、惰性走行時や道路勾配、走行状況およびナビゲーション情報に応じて自動的に回生ブレーキレベルが調整される。
新型ツーソンハイブリッドの総合燃費は16.2km/L(約38 mpg)と言われている。