現代自動車グループの追加電気自動車ラインナップ強化のニュースに注目が集まっています。アイオニック5、6と起亜EV6、EV9が好評を得る中、現代自動車グループは新車発売計画を次々と発表しています。現代自動車グループは電気自動車部門でグローバルトップ3を目指し、2030年までに電気自動車の生産台数を364万台まで増やすと発表しました。
現代自動車グループは米国ジョージア州の工場に続いて、29年ぶりに国内に完成車工場を建設し、電気自動車の生産能力強化に注力しています。最近、コンセプトカーの量産時期も公開され、市場の期待感はさらに高まっています。2030年までに電気自動車のラインナップを31車種に拡大するとのことです。
2023年から2024年は大型電気SUVの新規市場開拓の時期とされ、新型起亜EV9に続いて、現代自動車のコンセプトカー「SEVEN」の量産車であるアイオニック7の量産時期を2024年と公式に発表しました。現代自動車は既存のコンパクトSUVアイオニック5とコンパクト電気セダンアイオニック6に続き、24年に大型電気SUVアイオニック7でEVラインナップを拡大します。
アイオニック7は、昨年の釜山モーターショーで公開されたコンセプトカー「SEVEN」を通じてある程度先行公開されました。SEVENは現代自動車グループの電気自動車プラットフォームE-GMPをベースにした大型SUVで、空間を最大化しています。
アイオニック7は3列シートを備えた7人乗りの大型SUVになると予想されており、FoD(Features on Demand)サブスクリプションサービスの導入も予測されています。消費者が望む車の利便性、安全機能、性能をOTA(Over-the-Air)方式でカスタマイズして提供するものです。EV9で導入予定のHDP(Highway Driving Pilot)高速道路自動運転も予告されています。1回の充電で走行可能な最大距離は、EPA基準で500km以上を目標としています。
起亜では追加の電気自動車ラインナップとしてEV5を準備しています。起亜は今年11月にEV5を中国で発売する計画で、今年4月にコンセプトカーを初公開しました。
中型SUVと予測され、電気自動車プラットフォームE-GMPをベースに開発されました。コンセプトカーには「Opposites United」デザイン哲学が反映され、未来志向的な照明デザインとシルエットは、伝統的なSUVの力強いデザインを踏襲しているとのことです。
コーチドアは量産モデルでは除外される見込みです。
デジタルメーターパネルとインフォテインメント画面が一体となったワイドディスプレイや環境に優しい内装材などが量産車に採用される可能性が高いとされています。走行距離は中国認証基準で700km以上を目標としています。