2022/2023年型現代アイオニック6電気自動車のデザインが初公開されました。ドイツの自動車専門誌オートモト・スポーツなどでアイオニック6のレビュー動画も公開されました。ドイツのオートモト・スポーツでは、アイオニック6の特徴として空気抵抗係数0.21の流線型ボディを挙げています。比較として、メルセデス・ベンツEQSの空気抵抗係数は0.20、メルセデス・ベンツCLAは0.22、テスラモデル3は0.23とのことです。アイオニック5の場合は0.288でした。
クーペ型セダンスタイルで、全長は2855mm(約9.37フィート)、全幅は1880mm(約6.17フィート)、全高は1495mm(約4.91フィート)、ホイールベースは2950mm(約9.68フィート)に達すると報告されています。アイオニック6の全長はソナタと同程度で、ホイールベースを含む室内空間はアイオニック5と同様です。全高はアイオニック5よりも低いですが、ソナタよりは高めです。
| アイオニック6 | アイオニック5 | ソナタ |
全長 | 4855mm(約15.93フィート) | 4635mm(約15.21フィート) | 4900mm(約16.08フィート) |
全幅 | 1880mm(約6.17フィート) | 1890mm(約6.20フィート) | 1860mm(約6.10フィート) |
全高 | 1495mm(約4.91フィート) | 1605mm(約5.27フィート) | 1445mm(約4.74フィート) |
ホイールベース | 2950mm(約9.68フィート) | 3000mm(約9.84フィート) | 2840mm(約9.32フィート) |
現代アイオニック6は、アイオニック5、EV6、GV60に続いて4番目に発売される現代自動車グループのE-GMPプラットフォームベースのセダン型電気自動車です。アイオニックのシンボルとして、フロントとリアにはピクセルLEDのヘッドランプとリアランプが装備されています。立体的なLEDパターンが施されたリアスポイラーが流線型ボディの特徴となっています。
現代アイオニック6のフロント下部には6つのLED表示が配置されており、充電中の車両のバッテリーパックの充電状態を表示するとのことです。
室内空間は全高がアイオニック5と同程度ですが、全高が低めなため、ヘッドルームも縮小されています。レッグルームは既存の内燃機関セダンであるソナタよりも広くなっています。ドアトリムには透明なプラスチックが採用されていますが、実物を見ないと感触がわからないでしょう。
コンセプトカーから予想されていたように、全体的な外観スタイルは滑らかな曲面が強調されています。アイオニック5で採用されたデジタルサイドミラー、オートフラッシュドアハンドルなども採用されています。リア部分はリアスポイラーとリアランプのピクセル型LEDランプが採用され、このクルマがアイオニックであることを示しているようです。
アイオニック6には77.4kWh容量のバッテリーが搭載され、1回の充電での走行距離はEPA基準で最低300マイル(約482km)を目標としているとのことです。しかし、EPA基準の走行距離が350マイル(563km)に達することを期待する意見もあります。結局、テスラモデル3と競争するためには、ロングレンジトリムが最低でもその程度の性能を発揮する必要があるということです。
パワートレインもアイオニック5と共有すると予想されています。RWDトリムの最高出力は168kW/225hp、AWDトリムの合計出力は239kW/321hpと予測されています。E-GMPプラットフォームをベースに、350kW級の超急速充電と400/800Vマルチ充電などをサポートしています。
価格については、まだ公開前ではありますが、海外メディアのElectrekでは、テスラモデル3よりも低価格で市場に投入するには48,000ドル(約6,500,000円)以下になる必要があると述べています。CNETでは、45,000ドル(約6,100,000円)前後から価格が始まると予想しています。
アイオニック6の公式発表は、7月15日に開催される2022釜山オートショーで行われます。