最近、海外メディアのCar and Driverが、ルーシッド・モーターズのルーシッド・エアのトリムと価格を紹介しました。ルーシッドは現在、最上級のドリーム・エディションのみを製造していますが、ピュア、ツーリング、グランド・ツーリングの3つの追加トリムを計画しています。ドリーム・エディションは170,500ドル（約19,205,000円）から始まりますが、基本トリムのピュアは77,400ドル（約8,720,000円）から始まる予定で、3つのトリムを準備しています。

ツーリングの場合は96,500ドル（約10,865,000円）から始まり、グランド・ツーリングは140,500ドル（約15,820,000円）から始まる予定です。ピュアとツーリングのEPA基準走行距離は406マイル（約653km）で、グランド・ツーリングは516マイル（約830km）です。最上位トリムのドリーム・エディションの走行距離は520マイル（約837km）と言われています。最近の部品不足と半導体供給の困難により価格を引き上げる可能性がありますが、予約者に限っては既存の価格を維持する予定だそうです。

ルーシッド・エア ドリーム・エディションは最上位トリムで、パフォーマンスモデルは2つの電気モーターで最大出力は1,111馬力です。1回の充電での走行距離は、米国EPA基準で520マイル（約837km）です。これは現在のEPA認証で最長の走行距離として記録されています。しかし、価格は170,500ドル（約19,205,000円）からという非常に高額です。より安価なバージョンのルーシッド・エアを計画していますが、生産開始前に価格引き上げの可能性があるとのことです。現在、ルーシッド・モーターズはドリーム・エディション パフォーマンスと933馬力のドリーム・エディション トリムの納品を開始しました。

ルーシッド・モーターズは2022年にピュア、ツーリング、グランド・ツーリングの3つの低価格モデルの発売を目指しているとのことです。グランド・ツーリングの製造が最近開始され、800馬力の2つのモーターが搭載され、四輪駆動システムで構築されたとのことです。ドリーム・エディションでは118kWhのバッテリーパックが搭載されていましたが、グランド・ツーリングでは112kWhのバッテリーが搭載されます。21インチのタイヤホイールを選択した場合、走行距離はさらに短くなり469マイル（約755km）になるとのことです。グランド・ツーリングの価格は140,500ドル（約15,820,000円）から始まります。

ピュアはルーシッド・エアの最も基本的なモデルになる予定で、シングルモーターで最大出力は480馬力の後輪駆動システムです。ピュアのバッテリー容量は88kWhとなり、走行可能距離は406マイル（約653km）と予測されています。ツーリングはピュアよりも小さいサイズのバッテリーパックを使用し、四輪駆動になると予測されています。予想走行距離は406マイル（約653km）とされています。ピュアとツーリングの価格は、それぞれ78,900ドル（約8,885,000円）と96,500ドル（約10,865,000円）になると見込まれています。

ルーシッド・モーターズによると、ドリーム・エディションの予約はすべて完了し、3つのトリムの予約を受け付けているとのことです。2月末時点で、ルーシッド・エアの予約は25,000件以上に達しているそうです。現在、ルーシッド・モーターズは400台以上の車両を製造しており、2022年には12,000台から14,000台の車両が製造されると予測されています。

追加されるトリムについては、より安価な価格設定が販売量の増加につながるはずですが、状況は思わしくないようです。ルーシッド・モーターズによると、ロシアのウクライナ侵攻によりニッケル価格が上昇し、サプライチェーンの問題や半導体の供給などに困難があるとのことです。リビアンの場合、R1TとR1Sの価格引き上げを発表しました。3月初めに予約者の予約価格に関係なく価格を引き上げましたが、強い反発を受けて素早く方針を変更しました。これに対し、ルーシッド・モーターズは異なるアプローチを取ると見られています。ルーシッド・モーターズは既存の契約者との約束された金額を守ると述べています。その後の契約者に対しては価格引き上げがあっても全く驚くべきことではないでしょう。

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