インターバッテリー2022がソウルのCOEXで開幕しました。参加企業には韓国のバッテリーメーカービッグ3であるSK On、LG Energy Solution、サムスンSDIが含まれています。各企業は協力している完成車メーカーの電気自動車も展示しました。

LG Energy SolutionはハマーEVとテスラ、サムスンSDIはBMW iXとi4、SK OnはGV60、メルセデス・ベンツEQA、フェラーリSF90スパイダーを展示し、ミニ・オートショーの様相を呈しました。

特に、フェラーリSF90は一般的な電気自動車ではなく、性能重視のスーパーカーとして来場者の注目を集めました。SKがフェラーリにバッテリーを供給し始めたのは2019年からのようです。世界3大スーパーカーメーカーの一つであるフェラーリが、初の量産型電気自動車に採用するバッテリーサプライヤーとしてSKイノベーションを選定しました。フェラーリブランド史上初の量産型プラグインハイブリッド（PHEV）車であるスーパーカーSF90ストラダーレのバッテリーサプライヤーに決定したのです。フェラーリは2年半の検証作業を経てSKに決定しました。今回展示された車両はフェラーリ・スーパーカーSF90スパイダーです。

スパイダーはストラダーレのコンバーチブルバージョンとして知られています。コンバーチブル形式のプラグインハイブリッドスーパーカーです。最高出力は1000馬力に達します。SF90ストラダーレの記録、性能、革新性に折りたたみ式ハードトップを組み合わせ、スーパーカー走行のスリルをそのまま味わえるようにしたのです。

SF90スパイダーには3つの電気モーターとV8ターボエンジンを組み合わせたハイブリッドシステムが搭載され、eManettinoを通じて電力制御システムが組み込まれています。eSCCをはじめとする車両動作制御技術が搭載されており、ダウンフォースと効率を高める空力技術が適用されています。

SF90スパイダーは、ハイブリッド量産スーパーカーの中で最も強力な性能を誇るとされています。V8ターボエンジンの最大出力は780馬力です。220馬力の3つの電気モーターの組み合わせにより、総合出力1000馬力を発揮します。RAC-eの2つのモーターがフロントアクスルにあり、F1技術ベースのMGUK電気モーターはエンジンとトランスミッションの間に配置されているそうです。

走行環境に応じて電力が自動的に精密に制御されるとのことです。運転者はステアリングホイールの左側にあるeManettinoを通じて希望のモードを選択できるそうです。ハイブリッドパワートレインの強力な性能制御のために四輪駆動が採用されたとのことです。

シャーシとボディには炭素繊維などの高性能素材が使用されています。重心を低く配置することで最高の性能を実現しています。0-100km/h加速は2.5秒、200km/hまでの到達時間はわずか7秒だそうです。

SF90ストラダーレのラインと比率はスパイダーにも引き継がれているそうです。ハードトップが閉じているときも開いているときも、V8エンジンが目立つようにデザインされているとのことです。内部には16インチの湾曲HDスクリーンが搭載され、ステアリングホイールにタッチパッドが装備されており、運転者がステアリングホイールからほとんど手を離さずにHMIを操作できるようになっているそうです。

過去のフェラーリのマニュアルギアは、ゲート式ギアレバーに変更されました。折りたたみ式ハードトップにはフェラーリ独自の特許技術が適用され、走行中でも14秒で開閉できるそうです。

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