起亜自動車は、ソレント、スポーティッジ、カーニバルなど、現在販売中のハイブリッドモデルの販売成績が安定している。先月、3つのモデルのハイブリッド販売台数はそれぞれ6000台、3000台、4000台を記録した。特に起亜は2026年にセルトスハイブリッドを発売し、市場の変化に対応する意向を示している。
起亜は、ベストセラーの小型SUVセルトスにハイブリッドパワートレインを追加し、環境に優しい小型SUV市場での優位性を維持する計画だ。
セルトスハイブリッドは来年発売される見込みで、価格は2000万ウォン台後半から始まる可能性が高い。セルトスのハイブリッドは1.6リッターのガソリンエンジンと電気モーターの並列型ハイブリッドシステムを基にしている。
新型セルトスハイブリッドは、複合出力が約141馬力、システム燃費はリッター当たり18〜20km程度になると予測されている。6速クラッチ変速機が装備される予定で、これによりガソリンモデルと比べて燃料効率を大幅に向上させ、低公害車の特典も受けられることから高い人気が予想される。
セルトスハイブリッドの価格は大幅に上昇する見込みだ。従来のセルトス1.6ガソリンターボモデルは226万〜290万ウォン、2.0ガソリンは216万〜280万ウォンで販売されている。
現代自動車や起亜自動車は、フルモデルチェンジが行われると価格が300万〜350万ウォン上昇するとされている。ハイブリッドモデルは通常、ガソリンモデルに比べて300万〜400万ウォン高く設定されるため、さらに高価になる見込みだ。
新型カーニバルのフェイスリフトでは、1.6ガソリンターボハイブリッドが新たに追加され、価格はガソリンモデルに比べて約455万ウォン高く設定された。
フルモデルチェンジが行われると、基本的に価格が上昇する部分があり、ハイブリッドを選択するとさらに200万〜300万ウォン上昇する。したがって、起亜のセルトスフルモデルチェンジの価格は2400万〜2900万ウォンになると予想され、ハイブリッドは2800万〜3300万ウォンになると見込まれているが、さらに高くなるとの報道もある。
起亜は、ニロハイブリッドとの干渉を最小限に抑えつつ、セルトスSUVのデザインや空間活用性、モデル認知度などを活かして、他社の小型SUVハイブリッドと比較して競争力を確保する見込みだ。
特に、現代コナハイブリッドとの競争が予想される。SUVの利便性とハイブリッドの燃費効率を両立させた実用的な消費層が主要ターゲットとなる。