ポルシェ・パナメーラ971を中古で購入されたオーナー様は、快適に運転されていたところ、黄色い丸の警告灯が点灯し、ブレーキパッドの摩耗警告が出たとのことです。
驚かずに輸入車を運転されているオーナー様は、ブレーキパッド交換時期が来たことを認識され、センターに予約しようとしたところ、なんと3ヶ月先だと言われたそうです。;;
いや、常識的に考えてブレーキパッドの警告灯が点灯したら、少なくとも10日以内には予約すべきなのに、3ヶ月後に来いと言われたら、車に乗るなということなのか。;;
それで、サードパーティの整備工場を探し始め、私たちの店に問い合わせがありました。
しかし、ここでさらに問題が…。警告灯が点灯しただけで、前後のどちらのパッドが摩耗しているかを教えてくれないポルシェ。
それを知っていれば、ブレーキパッドを準備しておいて、すぐに交換できるのに…。
*輸入車のブレーキパッドは車種や年式、シャシーによって異なるため、すべての在庫を持つことができません。前後のどちらかを知っていれば、事前に注文できますが、可能ではありますが、来店後に確認して作業することになると、配送時間がかかるため、長時間待たされることになります。;;
オーナー様は、もどかしいのか、前後両方の交換を注文してほしいとおっしゃいました。
しかし、部品代をオーナー様に負担させることはできないため、私たちがポルシェ・パナメーラ1台分を受け取って、訪問確認後、交換が必要な部分だけ作業することにしました。~
たくさん探してください。~★
入庫したポルシェ・パナメーラ971です。Eハイブリッドモデルで、年式と走行距離はあまり多くありません。~
ブレーキパッド作業を行う際、前輪を持ち上げる必要がありますが、エアショックタイプのため、
「ジャックモード」設定から始めます。
これは作業中にショック機能を一時停止して整備モードに切り替えたと考えていただければいい部分で、作業は可能ですが、エアショックタイプは敏感なため、後で警告灯が点灯する可能性があります。;;
ジャックモードを有効にしておき、
結果は?!前ですね。
後ろはまだ30%以上残っています。
前の基準でポルシェ純正1個あたり100万円台前半…両側で200万円台。;;OEMアフター品はまだ確認できるものがありません。
by ジオカ
by ジオカ
オーナー様と相談した結果、まずセンサーが摩耗の激しい前パッドだけを交換することにしました。
前のスペックを確認すると、純正キャリパーはブレンボ、パッドはファジッドを使用しているようです。
リアル高性能!
ファジッドのOEMパッドを手に入れたいのですが、国内ではまだ発売されていないため、今日はブレンボパッドで作業します。
ブレンボの利点は、製品ブランドの認知度に高性能 + 低騒音性能があることです。パフォーマンスの面だけを見ると、微妙なところですが、大衆的な面では満足度が非常に高いです。
パナメーラのブレーキパッド作業では、キャリパーを取り外さなければ取り付けができません。
一般の車両よりも手間がかかり、取り付け時の注意点もあります。
キャリパーを取り付ける際、ボルト類のマニュアルトルク値は基本に、パッド固定ピンなども正しく取り付けておかなければ、後々問題が起こることになります。~
これはブレーキパッドの警告灯を知らせる部品で、一度使用すると必ず交換しなければなりません。
1回限り!
パッド取り付け部位に遊びがないか確認し、センサーの配線整理及び長さを確認して、走行中に切れることがないようにしなければなりません。
部品は確かに車種ごとに正確に発注して使用しますが、パッドやセンサーは、たまに合わない場合があります。!
ちなみにこの車両もセンサーが短かったため、再注文後に取り付けました。
左右両方の取り付けが完了しました。
です。
汚れていたブレーキダストはできるだけ洗浄して、きれいにした後、写真を一枚…パシャ!
しておきます。
そして試運転を1周します。
ある程度の慣らし運転と性能及び制動力のチェックを行います。~
ポルシェ・パナメーラ971でした。
このような時には、サードパーティの整備工場を利用してみてください。維持管理費用を節約し、迅速にすべてを行うことが可能です。