BMW M4 コンペティション クーペに乗って
スキー旅行とグルメツアーを兼ねて、江原道をドライブしてきました。
発売当初から、その強烈なデザインとパフォーマンスで注目を集めていましたが、
今回の試乗を通じて、男女問わず多くの人に愛されるモデルであると認めざるを得ませんでした。
では、BMW M4のスペック、デザイン、走行レビューをじっくりと見ていきましょう。
BMW M4は、男性ドライバーを魅了する高性能モデルとして人気があります。
BMW Mツインパワーターボ直列6気筒ガソリンエンジン(2,993cc)が搭載されており、
最高出力510馬力、最大トルク66.3kg·m、ゼロ百3.7秒というパワフルな走行性能を誇ります。
もちろん、出力とトルクが高いM5やM8も試乗しましたが、
スピード感に関してはBMW M4が最高だと言っても過言ではなく、
強力なファン・ドライビングを楽しむことができました。
アクセルを踏むたびに、全身で加速感が伝わってきます。
さらに、速いスピードにも安定して反応してくれるので、安心してアクセルを踏むことができました。
何より、道路環境や個人の好みに応じて、
エンジン、車体、ステアリング、ブレーキまで個別にセッティングできるのもBMW高性能Mシリーズの魅力と言えるでしょう。
都市部で走行する際はコンフォートセッティングを中心に、
高速道路ではスポーツ&スポーツプラスセッティングで最高のスピード感を味わうことができます。
アクセルペダルを踏むたびに、スムーズにシフトアップする様子が確認できるため、
レース大会に参加してスピードを上げる想像をしてしまいました。
さらに、デザインとカラーも、BMW M4の魅力は溢れています。
特に若い女性たちに広く支持されているデザインではないかと思います。
もちろん、デザインに対する個々の好みはありますが、
直接試乗して実物を確認した立場として、妻の意見に強く同感します。
デザインはもちろん、先に触れた走行性能も、
私もこれまで車に関しては派手なカラーを好まなかったのですが、
クーペ型高性能モデルであるM4に関しては例外にしたいです。
逆にM4は、個性的なカラーがよく似合うと感じます。
セダンスタイルのM3と比較すると、全長(ホイールベース)は同じですが、
全幅は20mm短く、全高は40mm低く、そのため相対的に小さくコンパクトに感じます。
クーペ型モデルということもあって、トランクスペースも440LとM3に比べて40Lほど小さく設計されています。
立体的なデザインと洗練さを最大限に引き出したテールランプデザイン、
そしてMシリーズのエンブレムまで、誰が見ても美しいと感じる魅力的なデザインを完成させました。
おかげで、高速走行を楽しめない妻でさえM4を持ちたいと言っていました。
もちろん、高性能モデルを選ぶ方にとって燃費は大きな意味を持たないかもしれませんが、
デイリーカーとして選んでも問題ない燃費です。
タイヤ規格は前輪275 / 35 R19、後輪285 / 30 R20です。
混合タイヤおよびトラックタイヤを採用した、
19インチ&20インチの組み合わせのMフォージドダブルスポーク826 Mブラックカラーのホイールが装着されています。高性能Mシリーズモデルに装着される
Mスポーツレザー ステアリングホイールも注目を集めます。
特に強烈なレッドカラーのパドルシフトは、機能だけでなくデザインポイントとしても重要な役割を果たしています。
2ドアモデルですが、大人4人が一緒に乗って旅行するのに十分なスペースがあります。
スポーツシートはデザインが特別で、
何よりも高速走行中に体をしっかりと支えてくれます。
ややハードなシートなので、長時間の渋滞時には腰が痛くなることもありますので、
道路状況に応じて十分な休憩やストレッチが必要かもしれません。
もちろん、高性能モデルを多く乗ってきた方にはお馴染みのシート素材でしょう。特に混雑した市街地やスピード違反取締り道路では、
アダプティブクルーズコントロール機能を活用して運転の疲労感を軽減するのも良いと思いました。
高性能モデルだからといって、常に踏み込んで走るわけではありませんからね。
一度乗ってしまったら降りたくなくなる魅力があります。
ハーマンカードンサラウンドサウンドシステムが搭載されており、
走行中に豊かなサウンドを感じることができました。
私たち夫婦はドライブを楽しみながら音楽を聴くのが好きなのですが、
M4は走る楽しみから見る楽しみ、聴く楽しみまで全てを兼ね備えたモデルです。
ただし、後輪モデルは21年式までしか入荷されず、
22年式以降の物量は一括してxDriveモデルのみ入荷されるとのことなので、この点を参考にしていただければと思います。
BMW M3とM4は、発売された直後にCOEXに展示されて一般の人々に出会ったことがあります。
私もその時COEXに立ち寄り、実物を見るために訪れたのですが、
内外装のデザインが非常に美しく、洗練されていて、長い間見ていた記憶があります。
これまで発売されてきたMシリーズモデルを試乗しながら、
主に強烈な走行性能と五感を刺激する排気音に魅了されていたようですが、
特に夜間走行をする際は、感情的な室内のアンビエントライトと、
街路樹の照明に反射するユニークな外装カラーで、素晴らしいデートの雰囲気を演出してくれました。
こうして『M4を乗って恋人やカップルが一緒にドライブをしたらどれほど素晴らしいだろうか?』という
考えを自然に持つようになった気がします。
青色のレーザーライトは、前面デザインをより引き立ててくれるという利点もあります。
ラグジュアリーモデルには欠かせないオプションと言えるでしょう。
4シリーズのフルモデルチェンジモデルが初めて発売されたとき、
エンジン性能、特にMシリーズに搭載されたパワフルな走行性能は、
BMWが長い間愛されてきた理由であり、
数多くの自動車マニアを生み出した理由です。
さらに、Mシリーズだけの特別なデザインとカラーを発表し、
BMW M4 コンペティション クーペは、
ダブルビュー夫婦が発売当初から関心を持っていたモデルなので、かなり偏った(?)試乗記になった気がします。
しかし、私たち夫婦のようにデートを兼ねたドライブを楽しむ方々には、
このモデルのパワフルな走行性能から五感を満たす感性的な魅力まで、夢中になるのではないかと思います。
試乗車提供BMWコリア